(1)医薬品・医療機器分野
化学合成および生物起源由来医薬品、バイオ医薬品、遺伝子治療・細胞治療用医薬品、生薬、医療機器に関する試験検査、品質・有効性・安全性評価およびそれらに関連する研究を行っている。
(2)食品分野
食品中の残留農薬、動物用医薬品、アレルギー物質、食品添加物等の分析法の確立に関する研究、新開発食品、食品添加物、食品用器具、容器包装等の化学的安全確保に関する試験、研究、調査、および食中毒菌、微生物産生毒素などによる健康被害を防止するための調査・試験研究を行っている。
(3)生活関連分野
家庭用品、飲料水および室内空気等の衛生化学的試験・研究を行うほか、化粧品や医薬部外品の一斉収去試験、規格基準の作成ならびに安全性評価のための試験・研究を行っている。
(4)生物系分野
実験動物、組織および細胞等を用い、医薬品、食品、食品添加物、生活関連物質等の化学物質について、安全性および有効性を確保するたの試験・研究を行うとともに、試験法ならびに評価方法の確立に関する研究を行っている。
(5)安全情報関連分野
医薬品、食品、化学物質の安全性に関する国内外の情報収集ならびに独自のデーターベースを作成し、試験・研究を支援するとともに、国際機関との協力を行っている。また、国立医薬品食品衛生研究所の研究基盤となる情報ネットワークシステムの構築と維持・管理を行っている。
以上の業務に従事する職員は、薬学、獣医学、医学、農学、化学、理学、工学、生物学および栄養学等の各分野の専門家からなっている。 |