医薬品、農薬、食品添加物、環境化学物質等の安全性を確保するために、実験動物にこれら化学物質を投与し、種々の臓器・組織に対する有害作用を病理組織学的、血液学的、血液生化学的手法を用いて、総合的に評価しています。また、各種化学物質により発生した病変の発生機構を、コンピューター画像解析、免疫組織化学的解析さらにはマイクロダイセクション、マイクロアレイ等を用いた分子生物学的解析により研究し、ヒトに対する外挿性の検討を行っています。さらに、各種遺伝子改変動物を用いた解析、毒性病変や発がん発生の分子メカニズム解析、発がんの促進・抑制要因や、新しい試験法の開発などの研究を行い、ヒトの健康を維持するための基礎的データの提供を行っています。
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