安全性生物試験研究センター

センター長

井上 達

National Institute of Health Sciences
Director of Biological Safety Research Center
 
Tohru Inoue, M.D., Ph.D.
 

 
 安全性生物試験研究センターの試験・研究業務は、医薬品関連、食品・食品添加物関連、農薬・残留農薬関連、)生活化学物質関連、及び新規ならびに既存の諸々の化学物質の安全性評価などの諸課題からなるが、当安全センターの研究・業務の目的は一言にしていえば、諸種化学物質の安全性評価である。このため安全センターの各部では、先端技術の導入をも含む安全性評価手法の改善を常に積極的に推進するよう努めるとともに、前述の「食品の安全性」を巡って象徴的に明らかになったような、ハザードとリスクの独立したいち早い情報開示というあらたな要請に真摯に応えてゆくよう努力を傾けたい。

 また、安全性生物試験研究センターを構成する研究員は、厚生労働省・文部科学省等の関連予算による、種々の国際機関での行政関連会議あるいは各種の学術関連集会等に対して積極的に貢献しており、国際協力事業団(JICA)による中国の医薬品審査事業の援助のための訪中も相互に数次にわたって行われている。安全センターの組織については、毒性部動物管理室の省令室化、総合評価研究室の増員が、依然として安全センターの希求する将来へ向けての課題となっている。

 なお、13年度指摘したcDNAマイクロアレイを応用したトキシコゲノミクスのプロジェクト研究は、今般平成14年度より当所を中心としたプロジェクト研究としてスタートした。新世紀にふさわしい第一歩がいよいよ始動しようとしていることを慶びたい。

 
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