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パニツムマブ(遺伝子組換え)


【一般名】
パニツムマブ(遺伝子組換え)
Panitumumab(genetical recombination)

【解説】
ヒト抗ヒトEGFRモノクローナル抗体であるIgG2をコードするゲノムDNAを導入したチャイニーズハムスター卵巣細胞で産生される214個のアミノ酸残基(C
1028H1588N274O336S6,分子量:23,353.63)からなる軽鎖2分子及び445個のアミノ酸残基(C2171H3355N573O672S18,分子量:48,811.47)からなる重鎖2分子から構成される糖タンパク質であり、重鎖サブユニットの主成分はC末端のリジンを欠く。

【分子量】
約147,000

【剤形】
注射剤(バイアル)

【性状】
本品は無色の溶液で,半透明~白色の微粒子をわずかに認めることがある。

【投与経路】
点滴静注

【主な効能又は効果】
KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌

【薬効薬理】
1. 作用機序
パニツムマブは,遺伝子組換え型ヒト型IgG2モノクローナル抗体である。パニツムマブは,ヒトEGFR発現細胞のEGFRに対して特異的かつ高親和性に結合し,EGFRに対するリガンドの結合の阻害及びEGFRの内在化が誘導された。
2. 抗腫瘍作用
パニツムマブは,in vitro及びin vivo試験において,ヒト腫瘍細胞株(ヒト結腸癌由来HT29細胞株,DLD1細胞株等)の増殖を阻害した。

<情報は全てベクティビックス点滴静注100mg 添付文書より>