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ノナコグ アルファ(遺伝子組換え)


【一般名】
ノナコグ アルファ(遺伝子組換え)
Nonacog alfa(genetical recombination)

【解説】
ヒト血液凝固第Ⅸ因子のAla148対立遺伝子をコードするcDNAとPACEプロテアーゼcDNAの2種の発現プラスミドを組み込んだCHO細胞で産生される415個のアミノ酸残基(C
2053H3114N558O665S25,分子量:47,053.70)からなる糖タンパク質(分子量:約55,000)である。

【分子量】
約55,000

【剤形】
凍結乾燥注射剤

【性状】
白色の塊状をした粉末

【投与経路】
静脈内注射

【主な効能または効果】
血友病B(先天性血液凝固第Ⅸ因子欠乏症)患者における出血傾向の抑制

【薬効薬理】
遺伝子組換え血液凝固第Ⅸ因子を有効成分とし,その構造及び機能的特性は内因性血液凝固第Ⅸ因子と類似している。血液凝固第Ⅸ因子は内因性凝固系で血液凝固第?a因子により活性化されるのと同時に,外因性凝固系で血液凝固第Ⅶ因子/組織因子複合体によって活性化される。活性化された血液凝固第Ⅸ因子は,活性化血液凝固第Ⅷ因子と共に血液凝固第Ⅹ因子を活性化する。この結果,最終的にプロトロンビンをトロンビンに変換する。トロンビンはフィブリノーゲンをフィブリンに変換し,血餅が生じる。本剤による補充療法により血液凝固第Ⅸ因子の血漿中レベルを増加し,その結果,血液凝固第Ⅸ因子欠乏状態を一時的に矯正し,出血のコントロールを可能とする。


<情報は全てベネフィクス静注用添付文書およびインタビューフォームより>