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エクリズマブ(遺伝子組換え)


【一般名】
エクリズマブ(遺伝子組換え)
Eculizumab(genetical recombination)

【解説】
エクリズマブは、遺伝子組換えヒト化モノクローナル抗体であり、マウス抗ヒト補体C5α鎖抗体の相補性決定部及びヒトフレームワーク部からなる改変部、並びにヒトIgG由来定常部からなる。L鎖の定常部はκ鎖に由来する。また、H鎖定常部のCH1部、ヒンジ部及びCH2部の一部はIgG2(γ2鎖)からなり、CH2部の残りとCH3部はIgG4(γ4鎖)からなる。エクリズマブは、マウス骨髄腫(NS0)細胞により産生される。エクリズマブは、448個のアミノ酸残基からなるH鎖2分子及び214個のアミノ酸残基からなるL鎖2分子で構成される糖タンパク質である。

【分子量】
約145,235

【剤形】
注射剤

【性状】
無色澄明な液

【投与経路】
点滴静注

【主な効能又は効果】
発作性夜間ヘモグロビン尿症における溶血抑制

【薬効薬理】
1. 本剤は抗ニワトリ赤血球抗体で感作させたニワトリ赤血球のヒト血清による溶血を抑制した。
2. 本剤のヒトC5に対する解離定数(平均値±標準偏差)は46±1.6 pmol/L(25℃)、120±5.5 pmol/L(37℃)であった。

<情報は全てソリリス点滴静注300mg 添付文書より>