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バシリキシマブ(遺伝子組換え)


【一般名】
バシリキシマブ(遺伝子組換え)
Basiliximab(genetical recombination)

【解説】
遺伝子組換えによるヒト/マウス キメラ型抗CD25モノクローナル抗体(IgG1)で、1,316個のアミノ酸残基からなる糖タンパク質である。

【分子量】
約147,000

【剤形】
凍結乾燥注射剤

【性状】
白色の塊又は粉末で、添付溶解液に溶解後は無色で澄明又は混濁した液

【投与経路】
静注

【主な効能又は効果】
腎移植後の急性拒絶反応の抑制

【薬効薬理】
バシリキシマブは、ヒトIL-2受容体α鎖に対するマウスモノクローナル抗体であるRFT-5を基に、ヒトにおける異種抗原に対する免疫原性を減弱させ、バシリキシマブの効力であるIL-2の受容体結合阻害作用時間の延長を目的として開発されたヒト/マウス キメラ型モノクローナル抗体である。
(1) IL-2受容体に対する作用
バシリキシマブは、ヒト、アカゲザル及びカニクイザル由来の活性化T細胞において、細胞表面に選択的に発現するIL-2受容体α鎖(CD25)に対して特異的な親和性を有し、IL-2のIL-2受容体に対する結合を抑制した(in vitro)。
(2) T細胞に対する作用
バシリキシマブは、ヒト末梢血由来T細胞の活性化及び混合リンパ球反応を抑制した(in vitro)。

<情報は全てシムレクト静注用20mg、シムレクト小児用静注用10mg添付文書より >