アガルシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)
【一般名】
アガルシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)
Agalsidase alfa(genetical recombination)
【解説】
α-ガラクトシダーゼA遺伝子の増幅によってα-ガラクトシダーゼAの発現が増加しているヒト線維肉腫細胞株 (HT-1080)由来細胞株により産生される398個のアミノ酸残基(C2029H3080N544O587S27; 分子量:45,351.21, 1個又は2個のC末端アミノ酸残基が欠落しているものを含む)からなるサブユニット2つより構成される糖タンパク質である。
【分子量】
約102,000
【剤形】
注射剤
【性状】
無色澄明の液。本品は保存中に少量の微粒子を生ずることがある。
【投与経路】
点滴静注
【主な効能又は効果】
ファブリー病の諸症状の改善
【薬効薬理】
(1) ヒトリソソーム加水分解酵素であり、CTHの末端にα-グリコシド結合したガラクトース残基を切り離す酵素活性を有する。糖タンパク質であるアガルシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)は、その糖鎖のマンノース-
6 -リン酸残基が細胞表面のマンノース- 6 -リン酸レセプターに結合することにより細胞内に取り込まれる。
(2) アガルシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)をα-ガラクトシダーゼAノックアウトマウスに投与した時、肝臓、心臓及び腎臓等に分布し、これらの臓器に蓄積したCTHの量が減少した。
<情報は全てリプレガル点滴静注添付文書及びインタビューフォームより>