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横紋筋融解症の発症に関連するバイオマーカーの探索研究

研究協力のお願い

製薬会社の医薬情報担当者の方へ(医療機関報告の先生方はこちら)

下記の文章をダウンロードして、横紋筋融解症患者様の主治医の先生へお渡し下さいますよう、お願い申し上げます。その際に下記の事務局連絡先にメールにてご連絡をお願い申し上げます。

  1. 研究協力をお願いする文書(令和5年10月2日改訂)
  2. 協力いただく際の手順を示した文書(令和5年10月2日改訂)
  3. 医師への説明用簡易パンフレット(カラー用:令和5年10月2日改訂)
  4. 医師への説明用簡易パンフレット(白黒用:令和5年10月2日改訂)

なお、患者さまへの謝金はございません。

事務局連絡先:jmyo@nihs.go.jp

研究の概要

 横紋筋融解症は、スタチンをはじめとする広範な医薬品が原因と成り得る重篤な副作用です。主な自覚症状としては、筋肉痛や脱力感、さらにはミオグロビン尿と呼ばれる赤褐色の尿がでることが知られています。また臨床検査値の異常としては、血中クレアチンキナーゼ値の大幅な上昇が知ら れています。発症機序が不明であること、さらには腎臓透析に至る場合があることなどから、医薬品の適正使用上、極めて重大な問題となっております。

 本研究は、横紋筋融解症を発症した患者様のゲノムDNAを集積し、遺伝子多型を解析して各多型の頻度を明らかにし、これと健常人又は薬剤を服用して横紋筋融解症を発症しなかった患者群(対照群)における多型頻度とを比較することにより、横紋筋融解症の発症に関連するバイオマーカーとなる遺伝子多型を明らかにすることを目的としています。 横紋筋融解症の発症に関連するバイオマーカーが明らかになれば、予め発症しやすい高リスクの患者を識別することが可能になり、投与医薬品の選択や定期的な検査等により、発症を未然に防ぐための個別化医療を行うことができ、医薬品の適正使用推進に繋がると期待されます。

 本研究において有用な遺伝子マーカーを検出するためには、できるだけ多くの横紋筋融解症の症例を集めることが肝要です。是非、横紋筋融解症を発症した患者様の主治医の先生のご協力を宜しくお願い致します。

国立医薬品食品衛生研究所
医薬安全科学部部長 花尻 瑠理
医薬安全科学部室長 中村 亮介

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