研究紹介

トキシコゲノミクスによる新しい安全性評価技術の開発

化学物質曝露による遺伝子発現変化の情報を集め、世界有数規模のデータベースを構築しています。これを利用して、より網羅的で高感度の安全性評価・予測システムの開発研究を進めています。

トキシコゲノミクス研究概略図

新素材の安全性評価:ナノマテリアルの吸入毒性試験

ナノマテリアルの一種、多層カーボンナノチューブの吸入により中皮腫発がん性を示唆する顕微鏡所見を発見しています。より正確で高感度の安全性評価法の開発研究を進めています。

ナノマテリアル安全性評価研究概略図

  • Induction of mesothelioma in p53+/- mouse by intraperitoneal application of multi-wall carbon nanotube(J Toxicol Sci.,33,105,2008)
  • Multi-walled Carbon Nanotubes and Mesothelioma (ICON)
  • シックハウス(室内空気汚染)対策に関する研究

    原因物質の極低濃度吸入曝露の動物実験で遺伝子発現変化や神経活動の異常誘発を捉え、病気の解明を進めています。

    シックハウス対策研究概略図

    血液1滴での「次世代型」毒性試験法開発に係る研究

    全ての細胞から体液中に分泌される細胞外小胞(エクソソーム)をバイオマーカーとした血液1滴からの「次世代型の毒性試験」の開発に取組んでいます。

    血液1滴からの「次世代型の毒性試験」の研究概略図

    内分泌かく乱物質に関する研究

  • 内分泌かく乱化学物質について
  • 内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会 中間報告書追補その2
  • アーカイブ

  • 解説資料等