
研究内容
食品は、私たちの毎日の生活に欠かせません。国産に限らず外国産の食品も日常的に消費するようになりました。特に最近では、国産食品の貿易産品としての価値向上に、期待が寄せられているところでもあります。今後は、これまでに聞いたこともない国で作られた食品が食卓にのぼるようになるかもしれません。それとは逆に、外国でより気軽に日本産食品を消費することができるようになるかもしれません。このような食品流通のグローバル化を支える基礎の1つとなっているのが、Codex委員会の活動です。

Codex委員会は、消費者の健康保護と公正な貿易の確保を目的に掲げ、様々な食品規格や規範、指針等の文書を策定しています。Codex委員会が策定した食品規格や文書は、国際的な効力を持ついわば国際標準です。安全な食品を消費者に確実に届けそして、公正な貿易が確保された結果として日本産食品を海外に向けて円滑に輸出するためにも、わが国の食品安全行政施策は、Codex委員会が策定する国際標準に準拠するあるいは、それらを元に検討することが必要です。
第1室は、厚生労働省による食品安全行政の国際整合、特にCodex委員会への取組を、食品規格の策定と実効に必要な情報の収集や解析等を通じて、科学的側面から支援しています。

- 食品行政における国際整合性の確保と食品分野の国際動向に関する研究(2020年度 文献番号202024033A) (2021年度 文献番号202124021A)
- 輸出先国のリスク管理に対応した残留農薬データ等の補完に関する研究(2020年度 文献番号202024036A) (2021年度 文献番号202124022A)
- 食品に残留する農薬管理における方法論の国際整合に関する研究(2019年度 文献番号201924025A) (2020年度 文献番号202024003A・202024003B)
- 輸出先国のリスク管理に対応した残留農薬データ等の補完のための研究(2019年度 文献番号201906030A)
- 国際食品規格策定プロセスを踏まえた食品衛生規制の国際化戦略に関する研究(2019年度 文献番号201924024A・201924024B)
* 厚生労働科学研究成果データベース(https://mhlw-grants.niph.go.jp) から、各報告書をご覧いただくことが可能です。

Codexガイドライン
Codex実施規範
Codex情報提供文書
INF CCCF-2015 | GUIDANCE FOR RISK MANAGEMENT OPTIONS IN LIGHT OF DIFFERENT RISK ASSESSMENT OUTCOMES(さまざまなリスク評価結果を考慮したリスク管理オプションのためのガイダンス) ![]() |
EHC 240 - Chapter6 (EHC240第6章) | DIETARY EXPOSURE ASSESSMENT FOR CHEMICALS IN FOOD(食品に含まれる化学物質を対象とした食事性暴露評価) ![]() |

- 食品をより安全にするための5つの鍵
(WHO Five Keys to Safer Food Video日本語版) - Five keys to growing safer fruits and vegetables: promoting health by decreasing microbial contamination (果物および野菜をより安全に栽培するための5つの鍵:微生物汚染の低減により健康を増進)*
- Five Keys to safer aquaculture products to protect public health (公衆衛生を守る より安全な水産養殖製品の5つの鍵)*
・「国際食品規格策定プロセスを踏まえた食品衛生規制の国際化戦略に関する研究」あるいは「食品行政における国際整合性の確保と食品分野の国際動向に関する研究」の一環として、個人が翻訳しました。Codex委員会等による承認が得られているものではありません。
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- 平成26年12月22日付け、厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知(食安発1222第7号)
「食品中の有害物質等に関する分析法の妥当性確認ガイドラインについて」 - 令和3年8月31日付け、厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官通知(生食発0831第17号)「『食品中の有害物質等に関する分析法の妥当性確認ガイドラインについて』の一部改正について」
- 令和2年6月17日付け、厚生労働省医薬・生活衛生局食品基準審査課長・厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課長通知(薬生食基発0617 第3号・薬生食監発0617 第2号)
「食品中の有害化学物質等の検査結果調査及び畜水産食品の残留有害物質モニタリング検査実施について」(別添 3)「畜水産食品の残留有害物質等モニタリングにおける検査計画策定及びサンプリングに関するガイドライン」