国立医薬品食品衛生研究所

第2室(核酸医薬担当室)

最近の核酸医薬に関するトピックスです。


  • 世界標準のカニクイザルゲノム配列:創薬に資するゲノミクスデータベースD3Gの更新          理化学研究所(理研)科技ハブ産連本部予防医療・診断技術開発プログラムの河合純副プログラムディレクターらの研究グループは、核酸医薬などの医薬品開発において非臨床試験に用いられるカニクイザルについて、ゲノム塩基配列とRefSeqデータベースの精密化に成功しました。その結果、ゲノム塩基配列は米国国立生物工学情報センター(NCBI)により世界で最も品質の高いデータセットとして認められ、遺伝子研究における標準配列として選定されました。遺伝子医薬部長の井上貴雄は本プロジェクトに共同研究者として参画し、特に産官学連携の核として、日本製薬工業協会(製薬企業)、IT関連企業、規制当局、関連学会ならびにAMEDとの意見交換をリードし、核酸医薬等の研究開発の即戦力となるデータベースの構築に寄与しました。詳細は以下の理化学研究所および日本医療研究開発機構(AMED)のプレスリリースをご覧下さい。
    理化学研究所:https://www.riken.jp/pr/news/2022/20220331_1/
    日本医療研究開発機構(AMED):https://www.amed.go.jp/news/release_20220331-03.html