組織

変異遺伝部

我々の生活環境中には食品添加物、残留農薬、医薬品、工業化学物質を始めとする多くの化学物質が存在します。化学物質の中には、DNAに損傷を与え、突然変異を引き起し、がんの原因となる化学物質が存在します。これらを遺伝毒性物質といいます。変異遺伝部では生活環境中に存在する遺伝毒性物質を同定するとともに、そのヒトに対する発がんリスク等を評価し、行政的な規制を介してそれら有害物質を生活環境中から低減化することにより、ヒトのゲノムの健全性を確保することを目標としています。この目標を達成するために、(1)各種試験法 (in silico, in vitro, in vivo)の開発と国際的標準化、(2)突然変異やDNA修復機構の解明と、その知見のリスク評価への応用、(3) 政府調査会、委員会等への参画による行政支援、を行っています。

部長室:インシリコ/QSAR による遺伝毒性の予測

第一室:ヒト培養細胞を用いた遺伝子変異の検出

第二室:主に微生物を用いて化学物質の変異原性を解析

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