安全性生物試験研究センター Center for Biological Safety and Research (CBSR)

安全性生物試験研究センターについて

安全性生物試験研究センターは、サリドマイドや、ヒ素、メチル水銀、PCBなどの生活環境中の化学物質によるヒトへの健康影響が大きな社会問題となった事を契機に、化学物質の安全性について、特にその生体影響を中立的立場から検討する試験研究機関として、昭和53(1978)年に設立されました。現在、5研究部(毒性部、薬理部、病理部、変異遺伝部、安全性予測評価部)と動物実験施設で構成されており、その使命は、生物資源(実験動物、細胞等)を用いた化学物質、食品、医薬品等の業務関連物質の安全性に関する研究及び試験、並びに、科学的根拠に基づく毒性予測手法を含む総合的な安全性評価を行う事にあります。加えて、動物愛護の3Rsの精神に基づき、適正な動物実験のあり方を巡る国際的な動向にも対応するべく、平成17(2005)年には日本動物実験代替法評価センター(JaCVAM)が設置され、国内外の関係機関と協働して、動物実験代替法の推進に向けた活動も実施しています。