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内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補その2

 

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  [甲状腺機能への影響]
2−7 甲状腺機能への影響

〔要旨〕
 内分泌かく乱化学物質(ダイオキシンを除く)の甲状腺機能への影響に関する疫学研究の現状について文献的考察を行った。米国立医学図書館の医学文献データベースPubMed を用いて、(Thyroid) AND (Insecticides OR Pesticides OR Chlorinated Hydrocarbons OR PCBs OR Bisphenol OR Phenol OR Phthalate OR Styrene OR Furan OR Organotin OR
Diethylstilbestrol OR Ethinyl Estradiol) AND (human)のキーワードで文献を検索した。候補文献607 件中、2000 年から2004 年10 月31 日までに報告された甲状腺機能に関する疫学研究15 件(コホート研究2 件、症例対照研究1件、断面研究10 件、介入研究1 件、地域相関研究1 件)であった。日本人を対象とした研究はPCB について、2 件のみであった。文献的に
検討した結果、PCB については甲状腺機能への影響が複数の高濃度暴露集団での研究で報告されており、一般人口での研究の必要がある。その他の内分泌かく乱化学物質と甲状腺機能の関連に関する研究はきわめて乏しい。動物実験では甲状腺への影響が多数報告されているので、さらに疫学研究を継続する必要がある。特に研究報告の少ない日本での疫学研究を行う必要がある。

〔研究目的〕
 ダイオキシンに暴露された人に甲状腺機能の異常(1994)が起こることを示唆する報告があり、PCB などダイオキシン以外の化学物質暴露と甲状腺機能との関連が注目されてきた。化学物質と甲状腺機能に関する疫学研究の現状を把握する目的で、文献レビューを行った。

〔研究方法〕
 米国立医学図書館の医学文献データベースPubMed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi)を用いて、(Thyroid) AND (Insecticides OR Pesticides OR Chlorinated Hydrocarbons OR PCBs OR Bisphenol OR Phenol OR Phthalate OR Styrene OR Furan OR Organotin OR Diethylstilbestrol OR Ethinyl Estradiol) AND (human)のキーワードで文献を検索した。候補文献607 件の中から、人集団を対象とする疫学研究の原著論文を選択した。さらに必要に応じて、これらの原著論文や、他の総説論文を参考にして論文を選択した。

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