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LastUpdate:2016/3/31
 
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内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補その2

 

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  【装置及び測定条件】
 測定には、高速液体クロマトグラフ/質量分析計(LC/MS)及びガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)を用い、下記に示す条件(代表例)で測定する。
測定条件
@LC/MS 法
分析用カラム:C18 系カラム注9 (内径 2.1 mm、長さ 150 mm、粒径 5 μm)
カラム温度:40 ℃
移動相:0.003%アンモニア水−アセトニトリル(58:42) 注10
流 速:0.18 mL/min
注入量:10 μL
イオン化法:エレクトロスプレーイオン化(ESI)法 ネガティブモード
フラグメンター電圧:90V
モニターイオン:m/z=227 (BPA)、 m/z=241 (BPA-d16)
AGC/MS 条件
カラム:ヒューズドシリカ・キャピラリーカラム(内径 0.25 mm、長さ 30 m、膜厚 0.25μm)、液相は5 %フェニルメチルシリコンを使用したもの注11
カラム温度:70℃(2min)−20℃/min―150℃―10℃/min―300℃(5min)
注入口温度:250℃
キャリアーガス:He、1mL/min
注入方法:スプリットレス パージオフ 1min
イオン源温度:230℃ イオン化法: EI ポジ
イオン化電圧:70V
モニターイオン(m/z):BPA(357、 372)、13C-BPA(369)

【検量線】
 内部標準法により検量線を作成し、定量する。LC/MS においては、BPA とBPA-d16。GC/MS においては、BPA と13C-BPA の面積値の比から検量線を用いて定量値を求める。
@LC/MS 測定
 安定同位体標識内部標準物質BPA-d16 を5ng 含んだBPA の0.5〜100ng/mL の溶液を調製し、その10μL をLC-MS に注入する。検出には選択イオン検出(selected ion monitoring、SIM)法を採用し、それぞれモニターイオン m/z=227、m/z=241 により得られたSIM クロマトグラムよりピーク面積を求め、BPA とBPA-d16 の面積比により検量線を作成する。
AGC/MS 測定
 試験管にBPA を10〜200ng の範囲で段階的に採り、これに安定同位体標識内部標準物質として13C-BPA を100ng 添加し、BSTFA 200μL を加え、アセトンで1mL に定容する。これを一夜放置し、GC/MS-SIM で測定し、13C-BPA との面積比で検量線を作成する。

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