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LC/MS/MS の場合
@ LC/MS/MS 測定条件:一例を以下に示す。
分析用カラム:C18 逆相系カラム(内径 2.1mm、長さ150mm、粒径 5μm)注8
カラム温度:40℃
分析用移動相:水:メタノール(0.5mM 酢酸アンモニウム注9)
分析用移動相の流速:0.2 mL/min
注入量:20 μL
イオン化法:エレクトロスプレーイオン化(ESI)法 ネガティブモード
モニターイオン:NP プレカーサーイオンm/z=219 プロダクトイオンm/z=133
m-OP-d5 プレカーサーイオンm/z=224 プロダクトイオンm/z=123
イオンスプレー電圧:-4500V
イオンソース温度:550℃
A 定性・定量
LC/MS/MSにおいてMRM(m/z=219→133)測定において検出される1
本のピークがベースライン分離を達成していることを確認後、そのピーク面積を用いて、定量を行う。内部標準法により定量を実施する。検量線は、1〜100
ppb の濃度範囲において作成する。高濃度試料の場合は、必要に応じ検量線の濃度範囲を広げる。
【検出下限値及び定量下限値】
検量線に用いた最も低濃度の標準溶液を5 回以上測定し、その標準偏差(SD)の3 倍を検出下限値(LOD)、10 倍を定量下限値(LOQ)とする。ただし、操作ブランクのある場合には操作ブランク値の測定を行い、標準溶液と操作ブランク値のうち、大きい方の標準偏差を用いて算出する注10。 |