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内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補その2

 

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  [器官形成への影響]
􀂾 子宮内DES 暴露と尿道下裂との関連が、最近のオランダのコホート研究で示されているが、その他の報告はなく、関連について言及するには知見が不十分である。
􀂾 最近の1 件のコホート内症例対照研究の成績からは、母親の血清中DDE と尿道下裂・停留精巣との関連は否定的であるが、他のデータがなく、関連について言及するには知見が不十分である。
􀂾 さい帯血PCB 濃度と停留精巣との関連がみられなかったという最近のコホート研究からの報告があるが、他にデータがなく、関連について言及するには知見が不十分である。
􀂾 その他の化学物質との関連については、疫学研究の成績はほとんど存在せず、関連について言及するには知見が不十分である。

[小児神経発達への影響]
􀂾 有機塩素化合物に関するコホート研究の追跡結果では、出生前暴露と児の神経発達等との間には負の関連性が見られる報告が多いが、他の要因による影響や、暴露・神経発達双方の評価指標や評価時期などが多様であり、関連があることを支持するには知見は不十分である。
􀂾 アジアにおけるコホート研究は台湾における「油症」研究の追跡調査しか行われておらず、日本人でのデータはない。

[生殖機能への影響]
􀂾 精子数低下については、化学物質の高濃度暴露群で精子の質の低下があるとする報告が増えているが、精巣毒性による影響である可能性があり、内分泌かく乱作用によることの関連を支持するには知見は不十分である。一般集団での報告は少ない。
􀂾 子宮内膜症との関連については、少数の疫学研究はあるものの成績は一致しておらず、関連について言及するには知見が不十分である。

[免疫機能への影響]
􀂾 PCB 暴露とアレルギー性疾患との関連については、成人期の高濃度PCB 暴露がアレルギーのリスクを増加させるという報告や、胎児期乳幼児期の一般環境レベルの暴露がアレルギーのリスクを減少させるという報告があり、結果が一致せず、関連について言及するには、知見は不十分である。

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