【試験操作】定量分析注7
@ GC/MS 測定条件:一例を以下に示す。
カラム:ヒューズドシリカ・キャピラリーカラム(内径0.25 mm、長さ30
m、膜厚0.25μm)、液層は5%フェニルメチルシリコンを使用する注8。
カラム温度:80℃(3 分)→10℃/分→300℃(5 分)
キャリアーガス:ヘリウム、全流量50 mL/分、カラム流量1.5 mL/分
注入口温度:240℃
注入方式:スプリットレス
インターフェース温度:300℃
検出法:SIM
モニターイオン:表1 に示した。

A 定量:試験溶液の一定量をGC/MS に注入し、各PAE
のピーク面積を内部標準物質のピーク面積で除した値を、検量線と比較して定量する。DiOP は主要な2 本のピークを、DiNP
は主要な5 本のピーク面積をそれぞれ合計して定量対象とする。
B 検量線の作成:内部標準物質を含んだPAE 標準溶液をGC/MS に注入し、各PAEのピーク面積を内部標準物質のピーク面積で除した値を用いて検量線を作成する。
DiOP は主要な2 本のピークを、DiNP は主要な5 本のピーク面積をそれぞれ合計してピーク面積とする。 |