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内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補その2

 

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  生体試料中の4-ノニルフェノールの分析法

【試験法の概要】

 生体試料を直接カラムスイッチング−液体クロマトグラフ/質量分析計(LC/MS(/MS))注1に注入し、カラムスイッチングと抽出カラムを用いて、オンラインで前処理を行い、定性・定量を行う。
 なお、本試験の対象化学物質は、4-ノニルフェノール(NP)であり、血清試料に適用できる。

【試薬】
 すべての試薬類は、クロマトグラム上でNP の分析に支障のないことを確認した後用いる。
@ 標準品(NP):4-Nonylphenol 環境分析用(混合注2 95.0%以上)を用いる。
A 標準溶液の調製:NP 標準品 100 mg を100 mL のメスフラスコに量りとり、アセトニトリルを加えて、100 mL として標準原液を調製し、適宜希釈して標準溶液とする。
B 有機溶媒:残留農薬試験用、環境分析用又はHPLC 用を用いる。
C 精製水:NP の汚染が少ないミリQ 水又は市販の蒸留水を使用する。
D 内部標準物質注3:4-(1-メチル)オクチルフェノールの重水素化体を使用して、内部標準補正を行う。回収率や再現性等測定に支障のない場合は、絶対検量線法による測定も可能である。
E 前処理カラム:クリーンアップに使用するカラムとして、その回収率及び精製効果により、カラムを選択する注4
F グルクロニダーゼ処理:血清1mL に対し、β-グルクロニダーゼ(15μL、89U/mL)及び酢酸アンモニウム(1.0M、200μL)を加え、37℃で3 時間インキュベートを行う注5

【器具】
 検体の調製に用いる器具は、事前に材質試験を行い、NP 不検出のものを用いる。
 器具の洗浄は常に一定の条件で行う。特にガラス器具は洗浄後、200℃で2 時間以上加熱し、環境中のNP の汚染を受けないところで放冷する。使用直後にアセトンで洗浄して使用する。

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