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LastUpdate:2016/3/31
 
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内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補その2

 

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  第4−2節疫学研究

1 はじめに

 内分泌かく乱化学物質(以下、EDC)の人への健康影響評価は、主として動物やヒト細胞などを用いた実験室での研究に基づいて行われている。しかしながら、実際に人間社会に存在している量のEDC が、人に対して何らかの健康影響を及ぼしているか否かを直接評価するためには、人間集団を対象として行われる疫学研究からの証拠が重要であり、多くの公的機関による化学物質などのリスク評価においては、人への健康影響の存在を示すための必須の情報として位置づけられている。一方で、疫学研究は、自由に生活している人間集団の観察に基づくものなので、偶然・バイアス・交絡という三つの要因の影響を受け、必ずしも因果関係を正しく評価出来ないという限界もある。また、実際にEDC に暴露している集団の存在が必要であり、明らかな影響でない限り、大規模、あるいは長期の観察が必要となり容易には研究を行い得ないという問題もある。
 本報告においては、EDC 暴露による健康影響としてその可能性が懸念されている、発がん、甲状腺機能、器官形成、小児神経発達、生殖機能、免疫機能などへの影響に関する疫学研究に基づいた刊行論文について、厚生労働省内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会中間報告書追補及びその別冊(平成13 年12 月26 日、厚生労働省医薬局化学物質安全対策室)における暴露疫学等調査・疫学研究に関する記述のもととなった報告書「内分泌かく乱化学物質と人への健康影響との関連−疫学研究からの知見−(平成13 年12 月)」のアップデートを行い、現状のEDC の人への健康影響に関する問題の整理を行うと共に、現在、厚生労働科学研究費によってわが国で進行中の疫学研究の進捗状況をふまえて今後の研究の方向性についての提言を試みた

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