(食品安全情報2007年6号(2011/3/14)収載)
米国食品医薬品局(US FDA:Food and Drug Administration)は、テキサス州サンアントニオ湾産の生カキ喫食に関連したノロウイルスのアウトブレイクを調査している。FDAはこれらのカキが提供されたメリーランドで行われたイベント参加者からの感染報告を受け、2007年2月1日以降にこの地域で収穫された生カキの喫食をしないように消費者に助言している。
2月1日以降にレストランで当該製品を喫食しノロウイルスの症状が見られる者は、医療機関及び地方保健局に連絡するよう促しており、当該期間中に購入したカキが心配な消費者は、購入店に問い合わせて当該ロットであるかどうか確認すべきであるとしている。
現時点では、メリーランドのBull & Oyster Eventで2007年2月9日〜11日の週末の間に生カキを喫食した25人の患者の感染が報告されており、メリーランド州健康精神衛生局(Maryland Department of Health & Mental Hygiene)による検査では患者からノロウイルス陽性の結果が出ている。
サンアントニオ湾の関連カキ養殖場は、テキサス州保健局(Texas Department of Health Services)によって2007年2月24日に閉鎖された。流通業者であるBayview Seafood(テキサス州、Seadrift)は、2007年2月26日に自主回収を発表し、Rose Bay Oyster Company (ノースカロライナ州、Swanquarter)は2007年2月28日に自主回収を発表した。回収対象となっているカキはRose Bay Oyster Companyによって原産地名がGalveston湾と不正表示されているが、当該カキは実際にはサンアントニオ湾から収穫されたものである。
消費者向けのFDAによる助言は次の通り。
レストラン及びその他の食品提供施設では
・ 十分に加熱したカキを注文する。
殻付きカキ
・ 殻が閉じているカキを購入し、開いていたものは全て廃棄する。
喫食のために調理する場合、次のいずれかの方法を選択する:
・ 殻が開くまでゆで、開いてからさらに3〜5分間ゆでる。
・ 蒸し器を使用する場合、すでに蒸気を出しているお湯にカキを加え、殻が開くまで生カキを蒸す。開いてからさらに4〜9分間蒸す。
・ ゆでるまたは蒸す場合は小型ポットを用いる。大型ポットの使用または一度に多量のカキを加熱するのは熱分配が不均等になり、中心部の加熱が不十分になるおそれがある。
・ 調理中に殻が開かないカキは全て廃棄する。
殻なしカキ
調理する場合、次のいずれかの方法を選択する:
・ 端が曲がるまで最低3分間ゆでるまたは煮る。
・ 190℃(華氏375度)で最低3分間揚げる。
・ 火から7.5p(3インチ)で3分間直火焼きする。
・ 230℃(華氏450度)のオーブンで10分間焼く。