フィンランド食品安全局(Evira: Finnish Food Safety Authority)からのノロウイルス関連情報
http://www.evira.fi


  • 生野菜サラダの喫食によるノロウイルスの拡大
    Norovirus spread through fresh vegetables caused a gastric epidemic in Pirkanmaa
    2 October 2006
    (食品安全情報2006年21号(2006/10/11)収載)

     7月末、Pirkanmaa地域で約420人がノロウイルスに感染した。ほとんどの患者は7月26日と27日に発症し、患者の検体からノロウイルスが分離された。患者のほとんどがカフェテリアで食事をしていたため、カフェテリア10軒の客の調査を行ったところ、昼食をとった約半数が胃腸疾患を起こしていた。また、様々な場所で分離されたノロウイルスは遺伝子型が同じであった。
     調査によると、生野菜サラダのリスクが高く、カフェテリアは同じ供給業者から野菜を購入していた。しかし、カフェテリアの野菜、野菜供給業者の野菜のいずれからも、ノロウイルスは検出されなかった。供給業者による野菜の取り扱いにも問題はなく、感染源は確認できなかった。国産及び輸入の野菜が使用されており、ウイルスに汚染された1バッチが、同日に扱われた他の食品に拡散した可能性がある。
     今回の事例は、フィンランドにおける食品由来のノロウイルス感染として最大であった。これまでに水道水によるノロウイルスの大規模な拡散事例がいくつかあり、最高数千人が感染した。ノロウイルスは容易に感染するため食品中のウイルス量が少なくても感染が成立する。さらにヒトまたは食品及び機械器具の表面を介して容易に伝染する。最良の予防方法は、食品の注意深い取り扱いと手洗いの励行である。
    http://www.evira.fi/portal/en/food/current_issues/?id=258


    国立医薬品食品衛生研究所安全情報部