2002年に増加したヨーロッパのウイルス性胃腸疾患は、新型ノロウイルス(genogroup II4ウイルス)の出現と関連性があった。1995〜2002年にオランダ、ドイツ、イングランドとウェールズで疫学的ならびにウイルスの特徴サーベイランスが行われ、ポリメラーゼ遺伝子の突然変異を有する新型ノロウイルスが検出された。2002年1月にこのウイルスが初めて検出された後、ヨーロッパ中に拡散して大流行の原因となった。この発見はノロウイルスの動的な性状を浮き彫りにしている。Genogroup II4の中でも新株は人の健康面に大きな影響があるが、不明な点がまだ多い。国境を越えて同株が流行することは初めてではなく、ノロウイルスの理解と防疫には各国のデータを統合するサーベイランスが必要である。
http://www.eurosurveillance.org/ew/2004/040311.asp#8