ムラサキイガイのマリネ内におけるノロウイルス、A型肝炎ウイルス、ネコカリシウイルスの生存と残存性
Survival and persistence of norovirus, hepatitis A virus, and feline calicivirus in marinated mussels.
(要旨要訳:食品安全情報2004年18号(2004/09/01)収載)
Survival and persistence of norovirus, hepatitis A virus, and feline calicivirus in marinated mussels.
Hewitt J, Greening GE.
Journal of Food Protection, Vol. 68, No.8, pages 1743-50, August 2004
4℃のマリネ調理の課程においてノロウイルス(NV)、A型肝炎ウイルス(HAV)とネコカリシウイルス(FCV)の生存を調査した。HAVはpH 3.75のマリネの中で4週間生存し、FCVは酸性環境で不活化されたが、RT-PCRでは検出可能であった。次にHAVとNVを生きたムラサキイガイに接種し、37秒間茹でた後に3分8秒間蒸した後、冷却し、殻を剥かれ、個別に20mlのマリネ液、もしくはPBSに浸け、4℃で1、2、4週間保存結果、HAV、NVともに感染価は4週間持続することが確認された。
[The Journal of Food Protection のご厚意により、要約翻訳を掲載します。]
国立医薬品食品衛生研究所安全情報部