(食品安全情報2013年8号(2013/04/17)収載)
【食品関連部分を紹介する】
中国動物衛生当局から国際獣疫事務局(OIE)に提出された公式報告によると、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの検査結果が陽性でヒト患者の感染源と疑われている家禽は、疾患のいかなる兆候も示さず、このため家禽で当該ウイルスの感染を検出することは非常に困難である。
現時点での情報にもとづくと、今回のインフルエンザウイルスはヒトには重度の疾患をもたらす可能性があるが、家禽には病原性が極めて低く、この状況は例外的であると言える。
中国の状況
2013年4月11日までに、市場に出荷されたハトおよび鶏で低病原性鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染アウトブレイク8件が報告されており、これらはすべて上海およびその近隣の省で発生している。