現在もA/H1N1インフルエンザウイルス感染が拡大している状況下で、このウイルスがブタに検出される可能性と豚肉および豚肉製品の安全性についての懸念が生じている。
インフルエンザウイルスが加工された豚肉もしくはブタ由来のその他の食品の喫食を介してヒトに感染するという事実は知られていない。
食肉の調理に一般的に使用される加熱処理(中心温度70℃/華氏160度)により、生肉製品中に存在する可能性のある、いかなるウイルスも確実に不活化される。
WHO、FAO、コーデックス委員会およびOIEにより推奨されている優良衛生規範に沿って取り扱われた豚肉および豚肉製品は、感染源とはなり得ない。
行政当局および消費者は、どのような状況下においても、病気のブタもしくは死亡したブタからの肉が加工されたり、ヒトによって喫食されたりすることのないことを確実にすべきである。
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2009/h1n1_20090430/en/index.html