アイルランド食品安全局(FSAI)からのカンピロバクター関連情報
http://www.fsai.ie/


カンピロバクター問題関係者グループによる報告書の発表
Campylobacter Stakeholders Group Report Published
11 May 2017
http://www.agriculture.gov.ie/media/migration/foodsafetyconsumerissues/foodsafetypublications/FinalReportCampyPrintVer3090517.pdf (報告書PDF)
https://www.fsai.ie/news_centre/campylobacter_stakeholders_group_report_11052017.html

(食品安全情報2017年14号(2017/07/05)収載)


 アイルランド農業・食糧・水産省は、家禽肉業界の関係者からなる「カンピロバクター問題関係者グループ(Campylobacter Stakeholders Group)」が作成した報告書を発表した。このグループの任務は、家禽肉に関するバイオセキュリティやその他の衛生水準を高めて家禽肉からのカンピロバクター感染リスクを最小限に抑えるために、供給チェーンの全体にわたり一致した対策がとられるという確証を得ることであった。過去2年間にわたり、グループは、飼育業者向けに最適化されたバイオセキュリティプロトコルの作成、食鳥処理後に加工業者が行う新しい対策の検討、消費者への教育、強化サーベイランスの実施などのいくつかの活動を提言している。

 アイルランド食品安全局(FSAI)はこのグループに助言を提供してきており、本報告書の発表をはじめとして、家禽業界による家禽のカンピロバクター問題への取り組みがカンピロバクター症の年間患者数を減らすための重要な一歩であると考えている。



国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部