(食品安全情報2016年6号(2016/03/16)収載)
このマニュアルは、欧州委員会(EC)指令2003/99/ECおよび施行に関する決定2013/652/EUの枠組において食料生産動物とそれに由来する食品中の抗菌剤耐性を報告するためのガイダンスである。
このガイダンスは、主としてサルモネラやカンピロバクター(Campylobacter coli、C. jejuni)、および報告対象の動物群や食品カテゴリーに適用される。また、指標大腸菌、指標腸球菌およびメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に関するガイダンスも含まれている。特に本マニュアルには、統一化された通常モニタリングにより得られたサルモネラ属菌と共生大腸菌の基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)、AmpC、またはカルバペネマーゼ産生株、および特別モニタリングで得られたESBL、AmpC、またはカルバペネマーゼ産生性大腸菌株に関する報告義務データと、カルバペネマーゼ産生株を対象とした特別モニタリング関連の任意提出データの報告方法についてガイダンスが示されている。