欧州食品安全機関(EFSA)からのカンピロバクター関連情報
http://www.efsa.europa.eu/


抗菌剤耐性に関する2014年の情報の報告方法マニュアル
Manual for reporting on antimicrobial resistance within the framework of Directive 2003/99/EC and Decision 2013/652/EU for information deriving from the year 2014
Published: 27 February 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/771e.pdf (報告書全文PDF)
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/771e.htm

(食品安全情報2015年11号(2015/05/27)収載)


 このマニュアルは、欧州委員会(EC)指令2003/99/ECおよび欧州連合(EU)決定2013/652/EUにもとづき動物および食品由来分離株の抗菌剤耐性(AMR)を報告する際の方法を示したガイダンスである。本マニュアルには、食料生産動物とそれに由来する食品でのメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の汚染率、遺伝的多様性および抗菌剤耐性の報告方法のガイダンスも含まれている。このマニュアルは、収集されたデータが適切で、かつEUレベルで容易に分析できるように、各加盟国の報告方法の統一と効率化を目的として作成された。本マニュアルには、データ収集フレームワーク(Data Collection Framework: DCF)を介したXMLファイルでのデータ報告、およびWebベースの報告アプリケーションを介したテキストファイルでのデータ報告のそれぞれの方法について詳細なガイドラインが示されている。

 本マニュアルは、主に、報告対象の細菌、動物種/群、および食品カテゴリーに適用され、各加盟国の報告におけるサンプリング法やモニタリング法の記載、およびデータ解析の方法に関する指示も収載している。報告対象の細菌は具体的には、現行のデータ収集の対象となっているサルモネラ、カンピロバクター(Campylobacter coliおよびC. jejuni)、指標大腸菌、指標腸球菌、およびMRSAである。

 このマニュアルは、2014年に関する情報を報告する加盟国担当者を対象としたガイダンスである。



国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部