産官学共創で加速するMPSの社会実装

〜デバイスの高度化、信頼性の確保、そして医薬品開発への適用〜


生体模倣システム(MPS)をはじめとする新規アプローチ手法(NAMs)は、ヒトへの外挿性向上や薬物作用機序解明をもたらす次世代評価技術として世界中で注目されています。欧米ではDDT(医薬品開発ツール)適格性認証ガイダンス等の整備が進むなど規制利用へのフレームワーク構築が加速しており、本邦でも薬事申請における科学的妥当性の証明(COUの明確化やfit-for-purpose評価など)に向け、産官学の緊密な連携のもとで実務検証が進められています。

こうした中、回を重ねるごとに関係機関の結びつきを強めてきた本シンポジウムは、第4回を迎える今回、CSAHi-MPSとの共同開催のもと、より実質的な社会実装ソリューションに焦点を当て、以下の3テーマを柱に議論を深めます。

主要な3つのテーマ

  1. 次世代MPSモデルの高度化 疾患病態の再現、多臓器連結など最先端の技術開発。
  2. 医薬品開発とヒト予測性向上への活用 有効性・安全性等の意思決定における実践的アプローチ。
  3. 実用化を支える基盤技術と信頼性確保 数理モデル融合、自動化、多施設間再現性や品質管理の確立。

今回は会場をソニックシティ(JR大宮駅西口 徒歩約3分)へと移し、講演に加え、企業展示やポスター発表、実機に触れるハンズオン会場の規模を拡大いたしました。終了後には、立場を超えたネットワークを広げる「情報交換会」も企画しております。

最前線のアカデミア、産業界、規制当局が一堂に会する本シンポジウムが、本邦のMPS実用化ロードマップを描き、未来の創薬と規制科学を牽引する契機となることを期待いたします。皆様の積極的なご参加と活発なご議論を、心よりお待ち申し上げます。

代表写真
MPS実用化推進協議会 代表 石田 誠一
(崇城大学/国立医薬品食品衛生研究所)