国立医薬品食品衛生研究所 生薬部

第三室

体制と試験研究課題

  1. 覚せい剤,麻薬,向精神薬,大麻,けし,指定薬物など法規制薬物・植物(医薬品を含む)に関する試験・研究
  2. 危険ドラッグや無承認無許可医薬品など,違法に流通する薬物・植物の規制化に係わる試験・研究

第3室では,所掌業務として,麻薬及び向精神薬取締法,覚せい剤取締法,大麻取締法,あへん法,さらに医薬品医療機器等法下で指定薬物(危険ドラッグ)もしくは無承認無許可医薬品(健康食品中に添加されているED治療薬,スマートドラッグやその構造類似化合物,また医薬品の個人輸入に係わる偽造医薬品など)として規制される(または今後規制する必要がある)薬物及び植物の試験調査研究並びに試験研究に必要な標準物質の製造を行っています.
また,乱用薬物に係わる国際機関,UNODC(国連薬物犯罪事務所)やEMCDDA(欧州薬物・薬物依存監視センター)と密接に連絡を取り合っています.

メンバー

研究テーマ

  1. 危険ドラッグ及び麻薬等の分析法の開発,成分分析,分析標準品の調製
  2. 生体試料中乱用薬物の分析に関する研究
  3. 分析化学及び分子生物学的手法を用いた乱用薬物・植物の実態調査に関する研究
  4. 危険ドラッグ成分の活性評価法の開発
  5. 薬物の濫用防止により効果的な普及啓発に関する研究
  6. 違法ドラッグデータ閲覧システムに関する研究
  7. 無承認無許可医薬品及び健康食品による健康被害防止に関する研究

その他

「違法ドラッグデータ閲覧システム」を,全国の公的分析機関及び海外の公的機関にアクセスを制限して公開しています.「違法ドラッグデータ閲覧システム」には,2020年8月時点で,832化合物(PDE5阻害剤を含む)及び2212製品の情報を掲載し,計413機関(部署)が登録しています.
登録は,主に違法ドラッグ関連の業務・研究に携わる公的分析機関 (都道府県の地方衛生研究所、警察等) 及び大学研究室 (法医学教室等) に所属する方に限らせていただきます.下記のページからご登録ください.

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