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ヒハツモドキ (Piper retrofractum Vahl) コショウ科 (Piperaceae)


インドナガコショウ (Piper longum L.; ヒハツ) とともに,主に沖縄で香辛料として使用されていたものが,近年,健康食品素材として使用されている.
香辛料としては,肉料理と相性が良い.
健康食品としては,血管を広げる作用があり,血圧降下のほか,血流上昇による冷えの改善などが期待できるとの記載が見られる.
健康食品素材としては,ヒハツ,ヒハツモドキを区別していないケースが多いが,両者は別物である.
ヒハツは,正倉院にも収蔵されている生薬であり,一般用医薬品製造販売承認の胃腸薬基準に健胃薬の配合剤として掲載されている.