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毒物又は劇物の盗難・紛失事故詳報一覧 (平成15年度)

発生年月日 発生都道府県名 毒物又は劇物の別 毒物又は劇物の名称 事件の概要 事件発生事業所等の業態 事件の原因(推定含む) 被害状況
(盗難・紛失によって何らかの健康被害等が発生した場合は、その内容)
2003/4/6 愛知県 劇物 塩酸(濃度不明)  小学校の理科室外側の窓ガラスが割られ、理科準備室内の薬品庫の鍵が壊され、塩酸500mL入り1瓶盗難にあった。 業務上取扱者 特になし。 特になし。
2003/4/16 静岡県 劇物 濃硫酸(90%以上) 4月15日午後、20kg濃硫酸(ポリタンク)9缶が、立ち会うことなく、保管場所に納入された。16日午前7時頃、保管場所に行ったところ、8缶しかないことに気付いた。17日、社内での使用等について調査したが、判明せず、18日、盗難又は紛失として、警察及び保健所へ連絡した。 業務上取扱者 保管場所は、鍵をかける等の措置がとられていなかった。また、納品の際も立会わないなど、ずさんな管理体制であった。 特になし。
2003/5/27 茨城県 毒物 水銀(原体) 壊れた体温計から出た水銀を、目減りした血圧計に補充するためにプラスチックボトルに溜めて事務室書籍用ロッカーで保管していた(約14年前から)が、紛失した。容器には、「毒物」「水銀」と表示しており、終業時には事務室の鍵はかけるものの、ロッカーは施錠していなかった。 業務上取扱者 ロッカーの施錠をしていなかった。毎日点検していなかった。 特になし。
2003/6/6 東京都 劇物 塩酸、硫酸、硝酸(いずれも濃度不明) 中学校理科準備室薬品庫(施錠はしてあった)に保管していた塩酸、硫酸、硝酸の瓶(各500g入り)それぞれ6本、1本、1本を紛失していることに気付く。 業務上取扱者 不明(鍵を理科準備室の机の引き出しの中に入れておいたことが一因と考えられる。) 特になし。
2003/6/18 大阪府・和歌山県 劇物 水酸化ナトリウム(97%) 運送業者が4tトラックで大阪府から和歌山県にフレーク苛性ソーダを運搬中、荷崩れを起こし、フレーク苛性ソーダ25kg×13袋落下させた。大阪府内で7袋、和歌山県内で4袋発見され、残りの2袋は紛失。 業務上取扱者 荷の固定不足。 特になし。
2003/6/25 群馬県 毒物 弗化水素(50%) 超純水生成装置が異常をきたし、その異常の原因が弗化水素の混入であることが判明したので、事業所内の弗化水素を調査した結果、50%弗化水素1kg(ポリ瓶容器 1本)の紛失が判明した。 業務上取扱者 保管庫の施錠の不備 超純水製造装置2台のうち1台が使用不能。
2003/8/22 福井県 毒物 1,1'-ジメチル-4,4'-ジピリジニウムジクロリド(5.0%)、2,2'-ジピリジリウム-1,1'-エチエンジプロミド(7.0%) 福井県を搬送中、軽トラックの荷台から野菜等の積み荷とともに落下した。その後、落下物の回収作業を行ったが、回収もれとなり紛失した。 販売業(農業用品目) 荷台への固定不備。落下物回収の際の確認ミス。 特になし。
2003/11/9 群馬県 劇物 硝酸 1kg(1本)  硫酸 1kg(1本)  過酸化水素 1kg(2本) 出勤時、倉庫の鍵がないことが判明したが、倉庫内が荒らされた形跡はなかったため、日中そのまま薬品供給業務を行った。しかし、業務終了時、棚卸し作業中に3品の不明が判明した。 販売業 倉庫の鍵の管理不備 特になし。
2003/11/26 大分県 劇物 硫酸銅(原体) 大分県の毒物劇物製造業者搬出時もしくは愛知県の倉庫業者保管時又は大分県から愛知県に運搬中に硫酸銅20kg入り1袋が紛失した。 製造業、業務上取扱者 不明。
2003/12/25 兵庫県 劇物 トルエン(原体) 車庫に停車中(約1時間〜1時間半)のトラック荷台からトルエン16L入缶が1缶盗まれた。 業務上取扱者 車庫に施錠していなかった事が原因と考えられる。 特になし。
2004/2/24 大阪府 劇物 水酸化ナトリウム(99%) 運搬の最中に荷崩れを起こし、フレーク苛性ソーダ25kg×1袋落下、紛失。 販売業・業務上取扱者(運送業) バウンド等によりロープが緩み、荷崩れを起こした。 特になし。
2004/3/2 岩手県 劇物 水酸化ナトリウム(99%) 2トントラックで運搬中、水酸化ナトリウム(25kg×1袋)路上に落下し紛失した。 販売業 積載の態様の不備。 特になし。
2004/3/8 大阪府 劇物 過酸化水素 施設内で過酸化水素(500mL)1本が紛失していることが判明した。 販売業 誤納した疑いあり。 特になし。
2003/3/22-2003/3/24 和歌山県 劇物 水酸化ナトリウム(48%水溶液) 船舶で液体苛性ソーダを輸送した際、出荷時と返納時の計量に80m3の欠損を認めた。 販売業 計量の誤りと推定 登録業者により現場保健所、漁協に被害を確認したところ、発生なし。

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