別添1
平成11年度から平成13年度に発生した毒物又は劇物の盗難・紛失事件、
流出・漏洩等の事故の集計結果について
平成11年度から平成13年度までの3年間に都道府県等が把握した毒物又は劇物の盗難・紛失事件、漏洩・流出等事故を集計*した結果、次のとおりであった。
1 | 盗難・紛失(別紙1の図表参照) 平成11年度から平成13年度の3年間に発生した盗難・紛失件数の総計は40件であり、その内訳は、盗難24件、紛失16件であった。
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2 | 流出・漏洩等の事故(別紙2の図表参照) 平成11年度から平成13年度の3年間に発生した流出、漏洩等の事故の総計は151件であった。
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* | 毒物及び劇物取締法第16条の2の規定により、毒物劇物営業者、業務上取扱者は、盗難・紛失事件については警察署への届出義務、流出・漏洩事故については保健所、警察署又は消防機関への届出義務が課せられているが、このうち保健所が把握したものについて集計した。なお、漏洩・流出事故に関しては、法律上、不特定又は多数の者について保健衛生上の危害が生ずるおそれがあるときに届出義務がかかるが、今後の安全対策に資する観点から、人に保健衛生上の被害が生ずる可能性・被害の発生の有無、発生場所を問わず、保健所が把握したものについて、集計対象としている。 |
別紙1 毒物又は劇物の盗難・紛失事件(平成11年度から平成13年度)
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盗難にあった業者の業態別盗難防止措置の有無(平成11年度から13年度) | |||||||||||||||||||||||||||
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別紙2 毒物又は劇物の流出・漏洩等事故(平成11年度から平成13年度)
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流出・漏洩事故集計表
作業内容 原因 |
A 化学物質の混合、溶解等の作業中 | B タンク、配管等の洗浄、点検・保守中等 | C タンクローリー、タンクコンテナによる毒劇物運搬中 | D トラック等による毒劇物運搬中 | E 毒劇物の取り扱いと関係ない作業中 | F その他 | 計 |
a タンク、配管等の腐食・亀裂・老朽化 | - | - | 2 | - | - | 28 | 30 |
b 腐食等以外によるタンク、配管等の破損(ただし、腐食等によるか不明の場合を含む。) | - | - | - | 1 | - | 8 | 9 |
c タンク等のバルブ等の閉め忘れ・締付不十分、タンクマンホールの留金かけ忘れ | - | 1 | 4 | 1 | - | 10 | 16 |
d フォークリフト等を誤って接触させた等による容器、バルブ、配管等の破損 | - | - | - | - | 2 | 5 | 7 |
e タンク等に液入中のオーバーフロー | - | - | - | - | - | 7 | 7 |
f タンク、配管中に残留した物と化学反応が生じ爆発等した | - | 1 | - | - | - | 1 | 2 |
g 機器の誤操作、作業手順ミス等(ただし、c,d,e,f,h,j,kの場合を除く。) | 7 | 8 | - | - | 1 | 7 | 23 |
h タンク等からホースが外れた・ホースの接続不良 | - | 1 | - | - | - | 5 | 6 |
i 装置・計器の故障、停止 | 2 | 1 | - | - | - | 4 | 7 |
j 爆発・火災・引火(ただし、fの場合を除く。) | 2 | 1 | - | - | 1 | 2 | 6 |
k 不適切な廃水処理 | - | 1 | - | - | - | 2 | 3 |
l 不適切な毒劇物の保管(毒劇物の存在を知らずに容器を破壊した等) | - | - | - | - | 2 | 2 | 4 |
m 交通事故による破損 | - | - | 4 | 2 | - | - | 6 |
n 積載物の固定方法が不適切であったための荷崩れ | - | - | - | 8 | - | - | 8 |
o その他 | 3 | 1 | 2 | 1 | - | 10 | 17 |
計 | 14 | 15 | 12 | 13 | 6 | 91 | 151 |