カナダ公衆衛生局(PHAC)からのノロウイルス関連情報
http://www.phac-aspc.gc.ca/


公衆衛生通知:生のカキの喫食に関連して発生しているノロウイルス感染と胃腸疾患のアウトブレイク(2018年4月27日付更新情報、4月16日付初発情報)
Public Health Notice - Ongoing outbreak of norovirus and gastrointestinal illnesses linked to raw oysters
April 27 & 16, 2018
https://www.canada.ca/en/public-health/services/public-health-notices/2018/outbreak-norovirus-infections-linked-raw-oysters.html

(食品安全情報2018年10号(2018/05/09)収載)


 カナダ公衆衛生局(PHAC)は、連邦・複数州の公衆衛生当局と協力し、ブリティッシュ・コロンビア州産の生カキに関連して3州にわたり発生しているノロウイルス感染と胃腸疾患を調査している。感染源として生カキが特定され、その汚染源が調査中である。現在、本アウトブレイクの患者との関連がみられるブリティッシュ・コロンビア州の複数のカキ養殖場が調査の一環として閉鎖されている。これらの養殖場の閉鎖は新規患者の発生を防止するためである。

 本アウトブレイクのカナダ国民へのリスクは低い。カキは、生で喫食した場合に食品由来疾患のリスクとなることが知られている。ノロウイルス感染は、生カキを内部温度90℃(194℉)で90秒以上加熱し、適切な手洗いおよびその他の食品安全慣習を実施することで防止することができる。


アウトブレイク調査の概要

 現在までに、カキの喫食に関連した胃腸疾患患者が3州から計172人報告されている。患者数の州別の内訳はブリティッシュ・コロンビア(132人)、アルバータ(15)およびオンタリオ(25)である。死亡者は報告されていない。患者の発症日は2018年3月中旬〜4月中旬である。4月15日から始まる週にPHACはアウトブレイク調査チームに報告される患者数が減少したことを確認した。これはアウトブレイクの勢いが低下していることを示している。患者の多くが、発症前にブリティッシュ・コロンビア州Baynes Soundの南部・中央部で採捕された生カキを喫食したことを報告した。患者全員の検査はまだ行われていないが、一部の患者の検査でノロウイルス感染が確認された。検査が行われていない患者でも、汚染されたカキの喫食によるノロウイルス感染が疑われる。

 汚染源の特定のための食品安全調査が継続されている。漁業法および汚染魚介類管理規則(Management of Contaminated Fishery Regulations)に従い、ブリティッシュ・コロンビア州の当該カキ養殖場は現在採捕が禁止されている。


(関連記事)

ブリティッシュ・コロンビア州疾病管理センター(BC CDC)
ブリティッシュ・コロンビア州でカキを販売または提供する小売業者およびレストランに対する注意喚起
Notice to Restaurants and Retail Establishments Selling or Serving Oysters in BC
April 26, 2018
http://www.bccdc.ca/resource-gallery/Documents/Educational%20Materials/EH/FPS/Fish/Bulletin%20to%20rest.%20retailers%20Apr%2026%202018.pdf


(食品安全情報(微生物)本号US FDA記事参照)



国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部