（食品安全情報（微生物）2013年12号（2013/06/12）収載）
米国食品医薬品局（US FDA）および米国疾病予防管理センター（US CDC）の疫学調査および追跡調査により、Townsend Farms社（オレゴン州Fairview）の冷凍ベリー・ザクロ混合製品にA型肝炎ウイルス汚染の可能性が判明したことから、同社は念のために一部のロットの自主的な回収を発表した。同社の他の製品（冷凍、生鮮）は回収対象ではなく、現時点では疾患との関連もない。
対象製品は「Townsend Farms Organic Antioxidant Blend」の3ポンド（約1,360グラム）入り袋でUPC番号は0 78414 404448であり、Costco倉庫式販売店で販売された。ロットコード番号は賞味期限（BEST BY）コードとともに包装の背面に表記されている。T012415からT053115までの各番号の後にアルファベット1文字が付いており、いずれの文字が付いたロットも回収対象に含まれる。
回収対象製品は2013年4月19日〜5月7日にHarris Teeter社の店舗でも販売された。対象製品は「Harris Teeter Organic Antioxidant Berry Blend」の10オンス（約280グラム）入り袋でUPCコードは0 72036 70463 4である。ロットコードはT041613EおよびT041613Cで、「BEST BY」コードは101614である。
冷凍ベリー・ザクロ混合製品の原材料の一つであるザクロ（トルコで加工された）が米国以外で発生したアウトブレイクに関連している可能性があることから、Townsend Farms社は自主的に回収を行っている。今回のアウトブレイクに関連して、米国ではこれまでにA型肝炎患者34人の調査が行われたが、全員が回復中である。現在までのところ当該製品からA型肝炎ウイルスは見つかっていないが、同社はFDAと相談のうえ予防措置を講じている。
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June 10, 2013
http://www.fda.gov/Food/RecallsOutbreaksEmergencies/Outbreaks/