(Waterloo-Wellington county, ONTARIO)のアウトブレイク
アウトブレイク発生日:2009年10月9日(10月23日現在、継続中もしくは終息日未報告)
感受性動物数:7,300羽、症例動物数:データなし、死亡:データなし
鶏舎1で雌3,500羽、鶏舎2で雌3,500羽および雄300羽をそれぞれ飼育する七面鳥飼育場の原種鶏。
感染源:不明もしくは未決定
鶏舎1の群は52 週齢であり、感染は産卵率の低下に現れた。1週間のうちに、卵生産量が約1,800個/日から約300個/日に(およそ80%)減少した。現在、生産量は増加しているように見える。卵生産量の減少以外に感染の臨床所見はほとんどない。死亡率のわずかな上昇(週末の3日間で約10羽)が報告されたが、パンデミックH1N1との関連はないと思われる。
鶏舎2の群では10月21日に卵生産量の減少が認められた。
10月12日に提出された検体の検査がオンタリオ州Guelph 大学の動物衛生学研究室(Animal Health Laboratory)で実施された。RT-PCR 法の結果、H1 およびM 遺伝子の部分配列ならびにN1 遺伝子の全配列によりパンデミックH1N1 2009 であると確定診断された。
2009年10月23日時点では、当該鳥群がヒト以外の動物から感染したことを示すエビデンスはない。当該飼育場には隔離措置がとられている。
詳細情報は以下のサイトから入手可能。
http://www.oie.int/wahis/public.php?page=weekly_report_index&admin=0 (Weekly Disease Information)
http://www.oie.int/wahis/public.php?page=single_report&pop=1&reportid=8578