英国食品基準庁(UK FSA)からの大腸菌O104関連情報
http://www.food.gov.uk/


スプラウトに関するガイダンスの更新
Updated sprouted beans statement
25 June 2011
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2011/june/ecoli

(食品安全情報2011年13号(2011/6/29)収載)

 英国食品基準庁(UK FSA)は、フランスにおける大腸菌の新規患者の発生を受けて、アルファルファ、緑豆モヤシ、フェヌグリーク(fenugreek)などのスプラウト(sprouted seeds)の喫食に関するガイダンスを更新した。UK FSAは、念のため、スプラウトは中まで十分に加熱調理されているものだけを喫食し、生では喫食すべきでないと助言している。

 フランスにおける今回の大腸菌アウトブレイクでは、英国に本拠地を置く1業者に由来するスプラウト用種子との関連が示唆されている。英国では、これまで今回のフランスのアウトブレイクに関連する食中毒患者は報告されていない。FSAは、状況のアクティブモニタリングを行っている英国健康保護庁(UK HPA)と緊密に連絡を取り合っている。

 また、発芽に使用した器具や設備は使用後に十分洗浄すべきであるとの助言も行っている。植付けや発芽用の種子を取り扱った後は、必ず手指を洗浄しなければならない。


国立医薬品食品衛生研究所安全情報部