(食品安全情報2011年12号(2011/6/15)収載)
ニーダーザクセン州公衆衛生当局の疫学情報から、スプラウトの種子がスプラウト汚染の原因である可能性が示されている。ニーダーザクセン州で、自家栽培スプラウトがEHEC感染の原因であると考えられる患者1人が報告されたが、現在までのところ種子から病原菌は検出されていない。家庭でスプラウトを栽培することは一般的であり、栽培床(cultivation receptacles)は多くの販売店で購入できる。種子が既に細菌に汚染されている場合には、調理時の衛生手順を守ったとしてもEHEC感染を防ぐことはできない。したがって、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)は念のため、現時点では自家栽培のスプラウトの生での喫食を控えるよう推奨している。