(食品安全情報2011年11号(2011/6/1)収載)
ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR : Bundesinstitut fur Risikobewertung)は、アウトブレイク調査が終了するまで、生のトマト、キュウリおよびグリーンサラダの喫食を控えるよう消費者に助言している(特にドイツ北部において)。ロベルト・コッホ研究所(RKI)の情報によると、新規患者は増え続けており、特にドイツ北部で多い。このため、感染源が現在も出回っていると考えられる。ハンブルクでキュウリからEHECが検出され、キュウリはスペインからの輸入品であったことから、食品および飼料に関する早期警告システム(RASFF)を介して警告が発せられた。キュウリ由来と患者由来のEHECが同じ株であるかどうかは現時点では不明である。