内分泌かく乱化学物質ホームページ HPトップサイトマップ
  厚生労働省
医薬食品局審査管理課
化学物質安全対策室
English
LastUpdate:2016/3/31
 
Contents

内分泌かく乱について(TOP)

 内分泌かく乱化学物質検討会

  厚労省の取り組み

   スキーム

   概要

内分泌かく乱化学物質Q&A

ビスフェノールAの低用量影響について

報告書

国際機関の関連報告

リンク

問い合わせ


 
報告書

内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会
中間報告書追補その2

 

目次  詳細目次  <<前  次>>

  5 中間報告書追補その2の概要の解説について
 ここでは、リスクコミュニケーションに資するため、本書の概要(リスクコミュニケーションと行動計画は除く。)の解説を試みた。

中間報告書追補その2の概要の解説

 内分泌かく乱化学物質問題の把握と今後の取組について検討するために設置された「内分泌かく乱化学物質の健康影響に関する検討会」では、これまでに、
- 中間報告書(平成10年11月)1
- 中間報告書追補(平成13年12月)
 を取りまとめている。
 中間報告書追補は、中間報告書以降の取組から明らかになった7つの重点項目(逆U字効果の判明(低用量問題)、HTPS(超高速自動分析装置)を用いた対象物質の選定、ほ乳動物を用いたスクリーニング試験法の検討、内分泌かく乱作用の同定・確認のための詳細試験方法、試料の採取・分析方法の確立、暴露・疫学的情報等の収集及び解析、リスクコミュニケーションの充実)について、5つの作業班(試験スキーム、採取・分析法、低用量問題、暴露疫学等調査、リスクコミュニケーション)が設置され、検討成果及び行動計画が取りまとめられたものである。
 この度、取りまとめた中間報告書追補その2は、いわば中間報告書追補のアップデート(最新版)であり、5つの重点課題(試験スキーム、採取・分析法、低用量問題、暴露疫学等調査、リスクコミュニケーション)についての報告書である。

 内分泌かく乱化学物質問題のリスクコミュニケーションに当たって、大変重要な用語の一つである「ホルモン」について説明したい。本書を含め、内分泌かく乱化学物質問題を語る際には、「ホルモン様作用」、「ホルモン活性」といった言葉がたびたび登場し、「ホルモン」が、ともすれば悪いイメージで捉えられている傾向が見受けられる。しかしながら、そもそもホルモンは、生き物が生殖、成長、生命の維持等のために自ら作り出し、体内で作用を発揮するもので、生物にとって、正に不可欠なものである。米国で内分泌学の父と敬愛されているDr.Roy.O.Greep は、かつて、”ホルモンは天が我々生きとし生けるものに与えたギフト(贈り物)で、ホルモン無くして、生物は次代の生命を創り出すことが出来ず、人の間に愛情も生じない。ホルモンこそはすべての社会の根幹をつかさどるものだ”と述べている。このことは、誤解なく理解いただきたい。


1 本書の付録参照

目次  詳細目次  <<前  次>>

 

 

リンク・著作権等について個人情報保護方針について

(C) 2005, 2016 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Rights Reserved.