(食品安全情報2014年19号(2014/09/17)収載)
カンピロバクター対策は英国食品基準庁(UK FSA)の対食中毒戦略における最優先事項であり、消費者が購入する食品についてできる限り明確な情報が提供されることが望ましい。FSAは、家禽生産業者および小売業者が鶏肉のカンピロバクター汚染の低減対策を講じることを期待している。
2014年2月〜2015年2月に12カ月間の予定で、丸ごとの冷蔵生鮮鶏肉とその包装表面についてカンピロバクターの汚染率と菌数レベルの調査が実施されている。この調査の結果により、家禽肉の供給チェーンの各段階における慣行の変更が小売製品の汚染低減に反映するかどうかについてFSAの判断が可能となる。
本調査の対象は、英国の小売チェーン店舗および小規模な個人商店・食肉店で販売される丸ごとの鶏肉4,000検体である。
第1四半期の調査結果は2014年8月5日に発表された。9月5日付の報告書によると、FSAは残りの各四半期の中間報告を2014年11月、2015年2月および4月に、また調査全体の最終結果を2015年7月に発表する予定である。今後の四半期ごとの発表では、主要な小売業者名とその製品のカンピロバクター汚染レベルを発表する予定である。