解説等                         戻る

 

平成15年度

 

麻生 伸一郎*,吉岡 澄江:安定性試験ガイドラインについてーブラケッティング法及びマトリキシング法を中心として

医薬品研究,34, 384-393 (2003)

新有効成分含有医薬品の安定性試験ガイドライン「原薬及び製剤の安定性試験へのブラケッティング法及びマトリキシング法の適用について」の概要を解説し,これらの方法を適用する際の留意点などを考察した.

 

吉岡 澄江,麻生 伸一郎*:品質に関わるトピックの動向-Q1E及び1Fを中心として

医薬品研究,34,445-450 (2003)

ICHで最終合意に達した新有効成分含有医薬品の安定性試験ガイドライン「データ評価に関するガイドライン(Q1E)」および「気候区域V及びWにおける承認申請のための安定性試験成績に関するガイドライン(Q1F)」について,ステップ4の合意に至った経緯を含めて,概要を解説した.

 

阿曽幸男:生分解性高分子ハイドロゲルの調製と薬物放出特性 

ファームテックジャパン, 20, 523-531 (2004).

γ線照射によって調製した生分解性ハイドロゲルからのタンパク質の放出速度を,NMR測定を利用して予測する方法について概説した.

 

 

平成14年度

 

吉岡澄江:医薬品の安定性予測と分子運動性 

ファルマシア39, 225-228 (2003)

 固体医薬品の安定性と分子運動性の関係を考察し、分子運動性に基づく安定性予測の可能性を解説した。固体医薬品の分子運動性を測定する方法を概説するとともに、非晶質医薬品の結晶化、化学的分解、タンパク質医薬品の変性/凝集など、分子運動性と密接に関連した医薬品の品質変化の例を紹介した。

 

吉岡澄江, 麻生伸一郎*1:安定性試験へのブラケッティング法及びマトリキシング法の適用に関するガイドライン、医薬品研究、33, 561-567 (2002)

  20015月に通知されたガイドライン「原薬及び製剤の安定性試験へのブラケッティング法及びマトリキシング法の適用について」の概要を解説し、これらの方法を適用する際の留意点などを考察した。ブラケッティング法及びマトリキシング法について、それぞれ、減数試験としての特性、適用範囲、組み合わせる要因、潜在するリスク、試験計画の代表例についての解説を行った。

 

吉岡澄江, 麻生伸一郎*1:品質に関わるトピックの動向-Q1DおよびQ1Eを中心として-,医薬品研究、33,515-545(2002)

 新有効成分含有医薬品のICH安定性試験ガイドラインについて、ブラケッティング法及びマトリキシング法の適用に関するガイドライン(Q1D)とデータ評価に関するガイドライン(Q1E)の国際調和に関する議論の進捗状況を解説した。Q1Dについては、ステップ2ドキュメントに対して収集されたコメントを取り入れてステップ4の合意に至った経緯を解説した。また、Q1Eについては、ステップ2の合意の経緯を解説し、特に、appendixとして付け加えられたデータ評価の流れを分りやすくするためのdecision treeについの詳細を紹介した。

 

平成13年度

 

吉岡澄江, 麻生伸一郎:品質に関わるトピックの動向-Q1Eを中心として-

医薬品研究、33,28-46 (2002)

  新有効成分含有医薬品のICH安定性試験ガイドラインについて、データ評価に関するガイドライン(Q1E)のステップ2に向けた国際調和の議論の解説を行った。特に、長期保存試験および加速試験の成績に基づいてデータ評価を進めるフローチャートの詳細を紹介し、共分散分析法などの統計解析法について解説した。

 

 

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