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有機塩素系農薬、プラスチック容器の可塑剤(かそざい)注1)、洗浄剤中の界面活性剤などが、内分泌系をかく乱し、野生生物で報告されたようなことが、人についても起こり健康に影響を及ぼすのではないかという懸念が指摘された経緯があります。 これまでのところ、人に対する内分泌かく乱作用が確認された例はありませんが、日本を始め、世界各国・関係国際機関で調査・研究が進められています。 内分泌かく乱化学物質問題は、野生生物における暴露影響に関する相次ぐ報告に加え、1996年に出版された「奪われし未来―科学的推理読み物(シーア・コルボーン著)」が大きく取り上げられたことが発端となっています。 注1)可塑剤: 柔軟性を増し形成加工を容易にする添加剤 |