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研  究  計  画

 

 

《研究の目的》

医薬品の服用が原因で発症する横紋筋融解症と関連する遺伝子マーカーを探索します。探索の結果得られた有用な遺伝子マーカーを用いた検査キ
ット を開発し、横紋筋融解症の発症回避を目指します。

 

《研究の方法》

ケース・コントロール研究を行いますが、ケースとは医薬品の服用が原因で横紋筋融解症を発症した患者を、コントロールとは健常人または同一の医
薬品を服用しても横紋筋融解症を発症しなかった患者のことを意味します。本研究におけるケース・コントロール研究では、ケース群とコントロール群
の間で、種々の遺伝子多型の頻度を比較することにより、横紋筋融解症と関連の強い遺伝子マーカー(遺伝子多型)を探索します。横紋筋融解症と関
連する遺伝子マーカーは原因となる薬物によって異なる可能性があることから、原因薬物ごとにもケース・コントロール研究を行う予定です。1薬物当
たりケースの症例数は20~50を予定しています。検出力を確保するために、コントロール症例数はケース症例数のよりも多い数を目標としています。
もちろん、原因薬物にはよらない遺伝子マーカーの存在も否定できないことから、原因薬物を区別しないでケース・コントロール間の比較も行います。

 

《遺伝子マーカーの探索方法》

横紋筋融解症の発症機構は不明であることから、約100万種の遺伝子多型を同時に解析できるDNAマイクロアレイを用いたゲノム網羅的遺伝子多型
解析を主として実施します。網羅的解析でオッズ比の高い多型が検出された場合には、その周辺の領域について、さらに詳細な遺伝子多型解析を行
い、有用な遺伝子マーカーを探索します。またスタチンによる筋障害に薬物トランスポーターOATP1B1の遺伝子多型が関連するという報告があること
から、肝臓及び筋肉に発現する薬物トランスポーターを候補遺伝子として多型解析を行います。また関与が示唆されているイオンチャネル、炎症関連
分子、アポトーシス関連分子等も候補遺伝子にとして多型解析を行う予定です。
これらの多型情報を用いた多変量解析、バイオインフォーマティクスなどにより、得られた遺伝子多型データと臨床情報との関連解析を行い、有用な
遺伝子マーカーを同定します。

 

                                                                     Last Updated: 2017/6/23


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