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薬毒物検査法 >サリチル酸 迅速検査法
塩化第二鉄反応
試料: 尿 試料量: 1ml 所要時間: 10分 検出下限: 50μg/ml
使用器具
  1. マイクロピペット(1ml)
  2. 試験管
  3. 塩化第二鉄水溶液(5%)
  4. パスツールピペット
  5. 遠心分離器
操作手順
1.
尿1ml(1ml/マイクロピペット)を試験管に採る
2.
塩化第二鉄水溶液(5%)を10滴(パスツールピペット)加えて撹拌する
3a. 3b.
5分間放置した後 (3a)、3,000rpmで3分間、遠心分離する(3b)
4.
反応液の色を観察する。陽性の場合、赤紫色〜青紫色を呈する。
左から 500, 200, 100, 50 μg/ml
注意点
操作方法
  1. 時間の経過とともに沈殿が生じるため、遠心分離すると着色の度合いが見やすい
  2. トリンダー試薬でも発色できるが、試薬中に水銀を含むので今回は使用しない
欠点   
  1. サリチル酸の特異的でない
    概要
    フェノール性の水酸基は、塩化第二鉄と反応して赤褐色になる。サリチル酸も分子内にフェノール性の水酸基を有していることから、同様の反応をして赤褐色になる。本反応は、フェノール性の水酸基を有する化合物に起こり、サリチル酸の特異的でない。検査試料によっては沈殿物が生じることがあるので、遠心分離すると結果の判定が容易になる。
    参考文献
    1. 日本薬学会編:薬毒物化学試験法と注解、南山堂, 1992, pp13.
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