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薬毒物検査法 >青酸化合物 迅速検査法
北川式検知管(全血用)
試料: 全血 試料量: 0.3ml 所要時間: 15分 検出下限: 2μg/ml
使用器具
  1. 検知管 (分離管とセット)
  2. ガス採取器 (AP-1) とセット
  3. ツベルクリン用注射器 (1ml)
  4. 注射針 (216, 1*1/2)
操作手順
1.
検知管と分離管、それぞれの両端をカットする
2a. 2b.
矢印の方向をあわせ、分離管と検知管を付属のテフロン管で接続する(2a)。矢印の方向に充分注意する(2b)
3.
検知管の矢印の方向をガス採取器 (AP-1 型採取器) の方へ向け、検知管を検知管取り付け口に接続する
4.
空気を入れないように、ツベルクリン用注射器 (1.0ml) で試料 (水で 2 倍希釈した血液) 0.3ml を採る
5.
分離管を持ち上げ、試料を採った注射器の針先を分離管の奥まで差し込む
6.
注射器を抜き取りながら、分離管に試料を注入する
7.
採取器のシャフトの赤点と止金の赤点を合わせ、ハンドルを一気に 100ml まで引く
8.
試料が分離管の中に入り、分離管で生成したシアン化水素が検知管に入っていく
9.
3 分間放置する
10.
検知剤の色の変化でシアンの有無を推定する
11.
上: 陰性例 下: 陽性例
注意点
操作方法
  1. 検知管および分離管の両端をカットする場合、怪我をしないように注意する
  2. 検知管と分離管をテフロン管で接続する場合、手に刺さらないように注意する
  3. ガス採取器から検知管をはずす時、ねじらないようにまっすぐ引いて取り外す
欠点   
  1. 血中シアン濃度と検知管の定量目盛りに相関関係が認められなかった
  2. 凍結保存している血液を検査した場合、偽陽性となった
  3. 抗凝固剤としてヘパリンを添加すると偽陽性が認められた
    概要
    北川式検知管(全血用)は、血液中のシアンが検査できるように改良されたもので、分離管とシアン化水素検知管とに分かれている。分離管には、リン酸がコーティングされたシリカゲルが充填されている。検査試料中にシアンが含まれていると、リン酸酸性下でシアン化水素が発生する。発生したシアン化水素は、シアン化水素検知管の方へ吸引される。シアン化水素検知管には、塩化第二水銀とpH指示薬が含まれており、吸引されてきたシアン化水素と塩化第二水銀とが反応して塩酸ガスを生成する。生成した塩酸ガスとpH指示薬が反応して黄色から赤色へと変色する。本検知管は携帯可能であり、操作が簡便であるため現場で検査に有効である。
    参考文献
    1. F. Ishizawa, S. Misawa; Jpn. J. Legal Med., 41, 88-92, 1987.
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