Archives

起因物質の迅速推定法
青酸化合物
パラコート
ヒ素
迅速検査法
メルコクアント
ラインシュ法
グッツアイト法
ジエチルカルバミン酸法
パックテスト
同定/定量法
蛍光X線分析法
HPLC-ICP/MS
有機リン系殺虫剤
グルホシネート
メタノール
メタンフェタミン
アセトアミノフェン
サリチル酸
テオフィリン
バルビツール酸
ベンゾジアゼピン系
ブロムワレリル尿素
カーバメート系殺虫剤
三環系・四環系抗うつ薬
トップページ
印刷: このページ
薬毒物検査法 >ヒ素 迅速検査法
メルコクアント
試料: 尿 試料量: 5ml 所要時間: 50分 検出下限: 1μg/ml
使用器具
  1. アンプル(20ml容量)
  2. マイクロピペット(5ml)
  3. 銅片
  4. ピンセット
  5. 駒込ピペット(1ml)
  6. 塩酸
  7. ガスバーナー
  8. パスツールピペット
  9. 平底試験管(30ml容量)
  10. コルク栓
  11. Merckoquant arsenic test
操作手順
1a. 1b. 1c.
アンプル(20ml容量)に銅片1枚(ピンセット)と尿5ml(5ml/マイクロピペット)、塩酸1ml(1ml/駒込ピペット)を入れる。尿は、アンプルの壁面を伝わらせて入れる (1a, 1b, 1c)
2.
アンプルを沸騰水浴中で10分間加熱する(2)。アンプルの口を人の居 ない方向に向け、時々撹拌する。
3a. 3b.
手袋をして、アンプルから銅板を取り出し、水洗する (3a, 3b)
4a. 4b.
軽く水気をとった後、銅片を新しいアンプルに入れる (4a, 4b)
5.
アンプルの先端部を持ち、アンプルを横にした状態で、銅板の部分を直火で炙る(銅片の色が変わったところで止める)
6.
銅板を取り出し、アンプルにReagent 2を10滴加える(パスツールピペット)
7.
アンプルの内面をReagent 2でよく洗い、壁面に付着したヒ素を溶解する
8a. 8b.
水2.5ml(5ml/マイクロピペット)をアンプルに入れ、分析溶液を試験管(30ml容量)に移す(長いパスツールピペット) (8a, 8b)
9.
再度、水2.5ml(5ml/マイクロピペット)をアンプルに入れ、分析溶液を平底試験管(30ml容量)に移す
10a. 10b.
カッターでコルク栓に切れ目を入れ、試験紙を切れ目に差し込む (10a, 10b)
11.
付属のスプーンでReagent 1を1杯加える
12.
すばやくバイアル瓶に蓋をして、30分間放置する (12)。途中静かに2〜3回振り混ぜる
13.
試験紙を取り出して、瞬時に蒸留水をつけ、色調をカラーチャートと比較する。試験紙の変色域が淡黄色〜茶色に変化する
注意点
欠点   
  1. 銅など夾雑物質による影響のある場合がある
  2. 検査試料によっては激しく発泡し、検査紙に反応液が触れる場合がある
    概要
    検査試料に亜鉛と酸を加えることで、試料中のヒ素からヒ化水素(アルシン)が生成する。生成したヒ化水素が試験紙の反応部分に含まれている臭化水銀(II)と反応し、黄茶色のハロゲン化ヒ素水銀錯体を形成することにより、ヒ素化合物の確認が可能となる。機器分析法に比べて短時間で結果が得られるため、救急医療現場での検査に有効である。
    参考文献
    1. 広島大学医学部法医学講座 編;薬毒物の簡易検査法、(株)じほう, 2001, pp29-30.
    印刷: このページ
    Top Previous Next
    画面で表示される写真の色調は実際の色調とは異ることがあります。必ず陽性、陰性コントロールを同時に検査して下さい。
    ウェブサイト内の記事及びデータには、一部環境検査用の検査法を使用している部分があります。
    検査結果については検査者自身の責任に於いて判断して下さい(中毒患者の確定診断には利用しないで下さい)。
    当ウェブサイトに掲載の分析法・写真の無断転載を禁じます。
    Copyright 2003 Hiroshima University and National Institute of Health Sciences. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.