米国食品医薬品局(US FDA)からのノロウイルス関連情報
http://www.fda.gov/


韓国産のカキ、二枚貝、ムール貝およびホタテガイを市場から早急に回収するよう要請
FDA urges that oysters, clams, mussels, and some scallops products from Korea should be removed from the market
June 14, 2012
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm308353.htm

(食品安全情報2012年13号(2012/06/27)収載)

 米国食品医薬品局(US FDA)は、食品の卸売業者、小売業者および食品提供施設経営者に対し、韓国から米国に輸入されたカキ、二枚貝、ムール貝およびホタテガイなどの生鮮、冷凍、および缶詰などの加工品のすべてを販売または提供しないよう注意喚起を行っている。2012年5月1日、FDAは複数州間認可貝類出荷業者リスト(ICSSL:Interstate Certified Shellfish Shippers List)から韓国の貝類の認可出荷業者を除外したが、5月1日以前に韓国から米国に輸入された貝類、5月1日以降に誤って輸入された可能性のある貝類もこの注意喚起の対象に含まれる。これらの製品、およびこれらに由来する加工製品は、ヒトの糞便への暴露によってノロウイルスに汚染されている可能性がある。5月の注意喚起の発表後、一部の業者が流通チェーンから対象製品を除外したが、まだ対応していない業者も多い。

 FDAの包括的評価で、韓国貝類衛生プログラム(KSSP)が米国貝類衛生プログラムに規定された衛生対策の条件を満たしていないことが判明した。FDAの評価によると、KSSPには、不適切な衛生対策、陸上汚染源の管理不十分、貝類養殖水域からのノロウイルスの検出などの重大な欠陥があることがわかった。このため、2012年5月1日、FDAは韓国の認可貝類出荷業者のすべてをICSSLから除外した。米国内で販売されるカキ、二枚貝、ムール貝およびホタテガイのうち韓国産が占める割合は小さいが、ICSSLから韓国の貝類出荷業者を除外することは、汚染水域で採捕された貝類の輸入阻止に有効な措置である。

 今回の措置は、韓国の水域で採捕された貝類のみが対象である。卸売業者、小売業者および食品提供施設経営者は、ICSSLに記載されている他の貝類出荷業者からの生鮮および冷凍の貝類の購入は継続してよい。また、韓国以外の水域で採捕された貝類で作られた缶詰や加工品は輸入してよい。FDAは、この問題について韓国当局と解決方法を協議している。

 缶詰の場合、ノロウイルスは加熱処理によって死滅すると考えられるものの、韓国産貝類の缶詰はヒトの糞便に汚染された水域で採捕された貝類を含むため、食用として適切ではない。また、生鮮、冷凍、および缶詰以外の加工製品にはノロウイルス汚染のリスクがあり、食品として適切ではない。


国立医薬品食品衛生研究所安全情報部